会の紹介 

神戸を拠点に、本格的なアルパインクライミング、沢登り、雪山等を中心に、夏山縦走からハイキングなどオールラウンドに活動中。
自立した登山が行えるよう、また信頼できる仲間を増やすため、教室や講習会を積極的に運営しています。

概要

名称
神戸勤労者山岳会(通称:神戸労山 koberozan)

創立
1966年(昭和41年)3月22日

加盟団体
日本勤労者山岳連盟、兵庫県勤労者山岳連盟

代表者
保木本

会員数
30代から70代の48名(令和4年6月現在)

神戸労山の魅力

1.安全登山への取り組み
すべての山行に対し遭難対策委員会へ山行計画書の提出をお願いしています。事前に計画を立てることで登山中に予想される危険について見直し、ベテランからの指導を受けられ、それぞれの力量にあった余裕ある登山を行うことができます。
また全ての山行において下山管理を実施しており、下山連絡がない場合は救助体勢を整えます。
万が一に備え、遭難対策基金に加入できます。

2.登山技術への取り組み
会員それぞれが自立した登山者、リーダーとなれるよう、技術の習得を目指し教室やトレーニングを実施し、基礎から学ぶことができます。また所属している県連の講習会にも参加することができます。

3.会員の主体性を尊重
例会以外にも、気の合う仲間同士、会の中で仲間を募るなどして計画を立て、一つの目的に向かって準備やトレーニングを会員自身で企画・実施し、さまざまなスタイルの山行を活発に行っています。単独での山行もOKで、山行スタイルに制限はありません。

4.例会山行や親睦会が充実
神戸労山では5つの企画班を設け、班ごとに毎月例会を企画しています。
また新入会員歓迎会や忘年会、新年会、交流会などで会員同士が親睦を図っています。

山行形態

神戸労山の山行には、各企画班が毎月行う例会山行、各種教室、1年を通して行う錬成企画、合宿、レスキュー講習、個人山行などがあります。

5つの企画班
  ⚡ハイキング班
  ⚡夏山班
  ⚡冬山班
  ⚡ロッククライミング(RC)班
  ⚡沢班

その他の活動

総会
毎年6月に開催。活動方針や予算を議論、決定する大切な会員集会で、神戸労山の新年度がスタートします。

定期集会
✿ 運営委員会
毎月第1水曜日19時から開催。
会の運営や活動内容など運営委員を中心に協議、決定しています。
✿ 山行企画集会
毎月第1水曜日 運営委員会終了後に開催
各企画班が持ち回りで担当。山行報告や企画をみんなで話し合う場です。
✿ 遭難対策委員会
毎月第2水曜日19時から開催。
遭難対策委員が集まり安全対策についての討議や、山行計画書の点検、指導などを行っています。

各専門部
✿ 事務局
一般の方からの対応や会計、遭難対策基金などを担当しています。
✿ 自然保護部
年に2回、六甲山での清掃ハイキングを企画、実施しています。
✿ 機関誌部
2021年3月まで会の情報誌「呼子(よびこ)」の作成、発行を行っていましたが、現在休誌中。
✿ ホームページ部
神戸労山の活動を知ってもらうための情報発信と、会員同士の情報共有の場としてホームページを作成しています。
✿ 装備部
神戸労山が所有している共同装備の点検、修理、購入を担当しています。

神戸労山の歴史

1960年代、戦後15年が過ぎ、人々の生活は少し落ち着きが見られるようになりましたが、安保闘争から高度経済成長へと社会的に大きく変化した時代です。人々は娯楽や趣味を楽しむようになり、観るスポーツから自分たちで行うスポーツへと広がりをみせ、登山界においても一部の特権階級のスポーツ登山が主流を占めていましたが、「安く・楽しく・安全に」を合言葉に勤労者山岳会が誕生していきました。
兵庫県においても西宮の若者サークルが西宮勤労者山岳会を創り、神戸でも川崎重工業の労働者、湊川高校の山岳部、組合活動をしていた若者が集まり、山へ行く仲間を広めようと山岳会設立に向けて準備を進め、1966年3月20日神戸YMCA体育館において神戸勤労者山岳会創立総会が開催されました。
設立当時は山登りを行うとともに、みんなで集まり仲間の交流も盛んに行われ、夏山、成人式登山、花見・月見キャンプ、文化祭なども実施していました。
登山活動は活発に行われ、夏山合宿や兵庫県連盟と合同登山バスや六甲全山縦走を一緒に取り組み、多くの仲間が山を通じて広がっていきました。
2年目からは北アルプスで夏山合宿を行いバリエーションルートへ登るなど、県下でもトップクラスの山岳会へと成長しました。登山活動の強化、会員拡大と自然保護を基本として活動を進め、100名を超える山岳会へと成長しました。
1974年3月、勤労者山岳会のさらなる発展を目指し、神戸勤労者山岳会、西神戸山の会、摩耶山友会の3つの山岳会へと分離独立を決定し、同年6月新生神戸勤労者山岳会として38名でスタートしました。
その後も精力的に活動を続け、年間を通して歩荷をはじめとしたトレーニングは当たり前で、先輩から脈々と受け継がれた旺盛な山行意欲、高度な登山観、高いレベルの登山技術を維持し、多くの一般登山愛好者の方と共に、仲間を大切にしながらますますの発展を目指しています。